ストーリーとしての競争戦略
あとでもうちょっとちゃんと読みたい
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
- 作者: 楠木建
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2010/04/23
- メディア: 単行本
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戦略の本質は「違いをつくって、つなげる」
- 違いとは競合他社との違い
- 他社との違いがなければ経済学の想定する「完全競争」となり余剰利潤はゼロになる
- つながりとは二つ以上の構成要素の間の因果論理
- 因果論理とはXがYをもたらす(可能にする、促進する)理由を説明するもの
→相互作用することが長期利益に繋がる
戦略は因果論理のシンセンス(綜合)である
- 「特定の文脈に埋め込まれた特殊解」という本質を持つ
→優れた戦略立案の「普遍の法則」がありえないのは、戦略がどこまでいっても特定の文脈に依存したシンセンスだから
ストーリーとしての競争戦略とは何か
- 勝負を決定的に左右するのは戦略の流れと動きである
- 個別の違いが因果理論でつながると「動画になる」
→戦略を一連の流れを持ったストーリーとして考える
エンディングから考える
- エンディングにつながるようなストーリーを「競争優位」と「コンセプト」から考える
- 目的は「コンセプト」、目標は長期利益、手段となるのが「競争優位」
「悲観主義」で因果論理を作る(not コンセプト)
- 弱者の論理(ex.お金がない)
物事が起こる順番にこだわる
- 因果論理の組み立てに不可欠な条件は共変関係だけでなく時間的先行性があること
抽象化で本質を掴む
- 抽象化と具体化を往復することで物事の本質が見える