『ノンデザイナーズ・デザインブック』を読みました

 

ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]

ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]

 

 本書はデザインの4つの基本原則をまとめた本です。「読みやすいデザイン」や「伝わりやすいプレゼン資料」を作る為に必要な原則とは何か?を理解することができます。ウェブでは至る所で目にするこの基本原則は、この本が起源だとか。18年間ずっと売れ続けているベストセラーということで、箔もついてますね。

デザインの4つの基本原則

コントラスト

ページ上の要素同士が「類似」するのを避けること。要素が同一でないなら、はっきり異ならせるということ。ページ上で視覚を引きつけ、読む気にさせ、情報を明確に伝える役割を担う。

どの文字も同じサイズで「どこを見ればいいかわからない」状態を重要なものは太字で扱うことでコントラストを生み出す。

②反復

デザインの視覚的要素を全体を通して繰り返すこと。色、彩、テクスチャー、位置関係、線の太さ、フォント、サイズ、画像のコンセプトなど。反復は一体性を強化する。

情報のまとまりを反復させると、暗黙のルールが出来上がる。すると情報を読み取る際の予測がしやすくなる。

③整列

全てを意図的に配置すること。あらゆる要素が、他の要素と視覚的な関連をもつ必要がある。整列はすっきりと洗練された見え方を生み出す。

整列はデザインに信頼感を与える。きっちりと揃えることが大事。

④近接

互いに関連する項目は、近づけてグループ化しなければならない。いくつかの項目が互いに近接している時、それらは1つの視覚的ユニットとして捉えられる。近接は情報の組織化に役立ち、混乱を減らし、明確な構造を読者に提示する。

ひとつひとつの要素の意味を把握して、近づけるのか遠ざけるのかを判断し、情報の塊をデザインする。